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ドラゴンドラに乗ってみた [day.23]

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毎度。俺です。


忙しくて(滑るのに)ブログ記事がどんどん現実から遅れてきています。以下は2月2日の出来事です。


苗場で滑った翌日の日曜日はあまり天気がよくないという予報だったので、ドラゴンドラに乗ってかぐらスキー場へ足を伸ばすことにしました。「苗場が雨でもかぐらは雪かも」という判断もありますが、レジャースキーなのでせっかくだし乗っておこうと。旅のアクセントとして。


ドラゴンドラからの眺め。ルートは完全に一直線


ドラゴンドラ。苗場スキー場とかぐらスキー場を結ぶ、全長5km以上ある冗談みたいなゴンドラです。苗場・かぐらは西武系なのにドラゴンってどうなのよ、と命名者のユーミンを小一時間問い詰めたいところ。


しかし常識的に考えて、苗場~かぐら間を移動するケースというのがそもそも限定的だよねえ。苗場もかぐらもフルサイズの立派なスキー場です。泊まりで行っても片方だけで十分お腹いっぱい滑れます。かぐらなど二日あっても回りきれないのでは。なので、あっちもこっちも一度にというニーズは少ないんじゃないでしょうか。


などとぼんやりと考えていたら、案の定すいてました。苗場側の乗り場はほぼ無人で、さびしいほど閑散としています。行列はキライなので文句はありませんけれども、採算がとれているのか心配になってしまいます。


距離が距離だけにロープウェイのようなものを想像していたのですが、いわゆる普通のスキー場のゴンドラでした。8人乗り(背中合わせ4+4座)。すれ違うゴンドラを見ていても無人の搬器のほうが多いですね。


搬器の中にはよそのゴンドラでは見慣れないエチケット袋大きいタオルなどが備品として置かれていて「お、なかなかサービス細かいじゃん」と思いました。


スキー場を後にして山のただ中を進んでいくので、景色はたいへんよろしいです。もっとも、基本的には浅貝川・国道17号沿いと並行するコースで山の中腹を進みますので、変化がほとんどなくいささか単調ではありますが。


しかし紅葉の時期ともなるときっと素晴らしい眺めでしょう。むしろその時期のほうがお客さんは多いのかもしれませんね。今回も山肌にうずくまって休憩しているカモシカの姿を見ることができましたが、季節によってはもっと色々な動物を目撃することができるかもしれません。


横を眺めると二居(ふたい)湖。ただ、窓には少し色がついています


さて、景色はいささか単調と書きましたが、時おり大きな尾根と谷を渡ることがあります。


ここでやっと、エチケット袋とタオルの意味がわかりました。


けっこうやばい勾配で谷へ降りていくパートが数回あるんです。


どのくらいやばいかというと、高いところが苦手な同行者のひとりは目をきつく閉じてやり過ごすことを選びました。へたな絶叫マシン程度にはスリルがあります。より強いスリルを求める方でしたら、3~4人で前側の座席だけに乗って搬器を片荷重(前のめり状態)にするとよいと思います。


ドラゴンドラの感想がずいぶん長くなってしまいました(実は意図的)。


さて、移動したかぐらスキー場田代エリアですが、かなり空いていました。もともと田代エリアは不人気なのですが、一本滑ってみてわかりました。べしゃ雪です。そもそも緩斜面ばかりの田代エリアですが、この日は全域に妖怪板つかみが大量発生。板がまるで滑りまてん。気温も高くてまるで春スキーの様相。年に一度か二度は「ハイシーズンなのにまるで春だ」みたいなコンディションにあたってしまうことがありますね。


田代エリアはがらすき


滑走性を求めるならばかぐらエリアまで足を伸ばせばよさそうなものですが、そうなると今度は戻ってくるのが大変になるし、メンバーには初級者も混じっているので滑れるコースも限られてしまいます。なので、田代周りをゆるゆる滑り、昼飯を食べたら早々にドラゴンドラで苗場に引き返すことにしました。


そう。田代へ行ってもほとんど滑らなかった。つまり書くことがない。なのでドラゴンドラの感想を長々と書いたというわけです。字数稼ぎ


田代では若者たちが青春してたので思わずパチリ。無許諾掲載。



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